noindent’s diary

くそざことうふめんたるのにわか

2018/09/09

東京レイヴンズ19話見た。

夏目と京子が口論するシーン、夏目の孤独な子供時代という背景のおかげで心を打たれた。

 

今日、考えてたこと。

人間が目で文字を追って本を読むときには、自分の感覚で言うと7割くらいの情報は読み落としてるように思える。

大抵の本では大意さえ掴めれば良いからこれでも構わないのだが、ちょっと難しい本になるとこうは行かない。文のつながりを見失ってしまうからだ。

昔、国語の授業か何かで読んだ記憶があるが、「何回読んでも(読み切った!)という感覚がない」という評論を書いている著者がいた。これは結構、皆に当てはまると思う。

一回で読み切れると豪語する人は余程の見栄っ張りか、一握りの天才である。

何回も読んで自分に染み込ませる操作が必要なんだと思う。

 

伊集院静の「ノボさん」を読みながら感じたこと。

-前置き-

前にNHK坂の上の雲が放送されていたことがきっかけで司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読み始める。未だに読み通せていないけれど、途中まで読みつつ、「ノボさん」を読んで感じたことをまとめる。自分の中の子規像は坂の上の雲がベースになってしまっているので、どうしてもそちらよりから子規という人を考えてしまう。

-前置き終-

坂ノ上の雲の子規に関する描写はまるで側に立って彼の人生を一緒に体験しているような気分になる。

一方、ノボさんでの子規に関する描写は坂ノ上の雲の子規とはまたちょっと違ったような印象を受ける。これはこれで楽しいなと思う。

唯一無二の親友という言葉が胸に響く。自分にそう言った存在がいるかと自問する。

自分から物理的に距離を取らざるを得なかったことが悔やまれる。

親友は大事にしなければならない。